醤油のにおいで上肢の運動機能が向上
脳卒中後の作業療法への応用に期待
2019年10月29日 05:05
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調理中に発生するにおいを嗅ぐと、欲求動機が刺激されてその後の身体活動に影響を及ぼす可能性がある。頭部外傷患者の作業療法の一環として調理療法を導入しているHITO病院(愛媛県)作業療法士で高知大学生理学講座の箭野豊氏らは、食品のにおいが運動機能に及ぼす影響を検討。醤油のにおいによる嗅覚系への刺激で上肢の運動機能が向上するとの結果を、Occup Ther Intern(2019年10月1日オンライン版)に発表。水やバラのような香りに向上効果はなく、醤油のにおいに特異的であったという。