バダデュスタット、日本人透析未導入にも有望
オープンラベル実薬対照第Ⅲ相RCT
2019年11月27日 05:10
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慢性腎臓病(CKD)患者の腎性貧血に対する新規作用機序の薬剤として、低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬が注目を集めている。東京大学大学院腎臓・内分泌内科教授の南学正臣氏らは、非透析依存性のCKD(NDD-CKD)患者を対象にHIF-PH阻害薬バダデュスタットを従来薬と比較した国内初の第Ⅲ相ランダム化比較試験(RCT)の結果を米国腎臓学会腎臓週間(ASN Kidney Week 2019、11月5〜10日、ワシントンD.C.)で発表。バダデュスタットがNDD-CKD患者における腎性貧血治療の新たな選択肢として有望であることを示した。