DOACによる認知症予防効果の検証開始
心房細動の多施設共同研究Strawberryが進行中
2019年12月13日 18:10
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心房細動(AF)治療では、心原性脳塞栓症の予防目的でワルファリンや直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)を用いた抗凝固療法が行われる。しかし、AFに合併した認知症に抗凝固薬が及ぼす影響は十分に検討されていない。そこで国立長寿医療研究センターもの忘れセンターでは、認知症に関する多施設共同研究オレンジレジストリの枠組みを応用し、AF患者への抗凝固薬投与と認知機能の関係を調べるStrawberry Studyを実施している。同センター副センター長の佐治直樹氏は第40回日本臨床薬理学会(12月4〜6日)で、同研究の概要と今後の展望について発表した。(関連記事:「心房細動では認知症予防もお忘れなく」)