本日から唾液でもPCR検査、何が変わる?
2020年06月02日 16:52
28名の医師が参考になったと回答
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染の有無を調べるPCR検査では、現在は鼻咽頭拭い液をスワブで採取する方法が主流だが、本日(6月2日)から唾液を検体として用いることが可能になった。厚生労働省が全国の自治体に通知したもので、綿棒を鼻の奥に入れて粘液を採取するという従来法に比べて、検査時の専門スタッフの確保の手間、医療従事者への感染リスクなどが軽減される。発熱などの症状が出てから9日以内の患者が対象となり、公的医療保険の適用となる。今後、検査件数の増加が期待される(関連記事「どう使い分けるPCR、抗原、抗体検査」)。