グラセプターとプログラフの取り違えに注意
血中濃度が変動した事例を報告
2020年10月14日 17:20
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処方や調剤時の確認不足により、免疫抑制薬の徐放製剤グラセプター カプセル(一般名:タクロリムス)を誤って同一成分の徐放製剤ではない普通製剤のプログラフ カプセルに変更して処方された事例が複数報告されているとして、両製剤の販売元のアステラス製薬が10月6日、同社の公式サイト上で医療従事者に対し注意喚起を行った。意図しない切り替えにより、タクロリムスの血中濃度が変動した事例が見られたことから、販売名、効能・効果、用法、薬歴などを確認してから処方または調剤し、取り違えを防止するよう求めている。