放射線腫瘍学会がCOVID-19の全国実態調査を報告
2020年12月16日 09:53
2名の医師が参考になったと回答
⽇本放射線腫瘍学会は12月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する第3回実態調査の結果について公式サイト上で公開した。
同調査は今年(2020年)5月に第1回調査、7月に第2回調査を実施しており、今回は11月20日〜12月4日にアンケートを実施し、243施設から回答が得られた。放射線治療患者数が減少している施設は5⽉、7⽉に比べて減少し、患者・スタッフの感染対策はより徹底され、放射線治療患者数の制限や経過観察期間の延⻑は、以前より緩和されていたという。また、寡分割照射の採⽤施設がやや増加し、主に乳がん・前⽴腺がん・緩和治療で採⽤されていた。前回調査以降、新たに6施設でCOVID-19が発⽣したが、治療休⽌に至る事例はなかった。