進行子宮内膜がんでペムブロリズマブ+レンバチニブが著効
第Ⅲ相試験KEYNOTE-775/309
2020年12月17日 10:36
9名の医師が参考になったと回答
米・Merckとエーザイは12月16日、既治療の子宮内膜がんを対象とした非盲検の第Ⅲ相ランダム化比較試験KEYNOTE-775/309において、抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)とマルチキナーゼ阻害薬レンバチニブ(商品名:レンビマ)の併用により主要評価項目である全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を有意に延長し、奏効率(ORR)を有意に改善したと発表した。
KEYNOTE-775/309試験は1レジメン以上のプラチナ製剤による前治療歴を有する進行性子宮内膜がん患者において、医師が選択した化学療法(パクリタキセルまたはドキソルビシン)を対照としてペムブロリズマブ+レンバチニブ併用療法の有効性と安全性を検討。OSとPFSの延長、ORRの改善はIntention-To-Treat(ITT)集団およびミスマッチ修復機能(mismatch repair proficient;pMMR)を有するサブグループで認められた。ITT集団にはpMMR、高頻度マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability-high;MSI-H)、ミスマッチ修復機構欠損(mismatch repair deficient;dMMR)を有する症例が含まれるという。