転移性ホルモン感受性前立腺がんへのエンザルタミド、CHMPが適応拡大の承認勧告
2021年03月29日 18:44
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アステラス製薬は本日(3月29日)、経口アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドに関し、欧州医薬品庁 (EMA)において欧州医薬品委員会(CHMP)が、転移性ホルモン感受性前立腺がん患者への適応拡大について販売承認勧告を採択したと発表した。
今回の販売承認勧告の採択は、転移性ホルモン感受性前立腺がん患者を対象に実施した第Ⅲ相試験ARCHESに基づくもの(関連記事「ASCO-GU 2019 学会印象記」)。CHMPの販売承認勧告に従い、欧州委員会(EC)によって今回の適応拡大に関する承認可否が判断されるという。ECにより承認されると、エンザルタミドは非転移性および転移性去勢抵抗性前立腺がんならびに転移性ホルモン感受性前立腺がんの適応症を取得した欧州で唯一の経口治療薬となる。