米・Merck、コロナ治療薬molnupiravirの調達契約を米政府と締結
2021年06月14日 12:33
3名の医師が参考になったと回答
米・Merck(米国とカナダ以外ではMSD)は6月11日までに、軽度から中等度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療の経口抗ウイルス薬であるmolnupiravir(EIDD-2801/MK-4482)の調達契約を米政府と締結したことを発表した。
molnupiravirは、COVID-19の確定診断を受け、重症化リスク因子を1つ以上有する外来患者の治療薬として、第Ⅲ相試験MOVe-OUT(Part 2)を現在実施中。
今回の契約において、米食品医薬品局(FDA)による緊急使用許可(EUA)または承認が得られた場合、同社は約170万回分のmolnupiravirを米政府に供給し、これに対し約12億ドルが支払われることとなる。同社はmolnupiravirの開発や生産体制の増強に最大限の投資を行っており、2021年末までに1,000万回分以上を供給できると予測している。