ALK-TKIへのロシュ・コンパニオン診断薬がブリグチニブに対しても承認
2021年06月22日 16:46
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ロシュ・ダイアグノスティックスは本日(6月22日)、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんのコンパニオン診断薬であるALK融合タンパクキット「ベンタナ OptiView ALK(D5F3)」が、今年(2021年)1月に承認されたALKチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)ブリグチニブ(商品名アルンブリグ)のコンパニオン診断に対しても承認されたと発表した。
同製品はALK融合タンパクを検出する体外診断用医薬品。今回の承認により、未治療のALK陽性肺がんに対して国内で承認されている全てのALK-TKIに対するコンパニオン診断薬となった。一次治療後の薬剤耐性または増悪後に別のALK-TKIを投与する際、再検査は不要となる(関連記事「未治療進行NSCLCへのブリグチニブの効果は?」)。