国がん、「橋渡し研究推進センター」を開設
基礎研究シーズと医療現場のニーズの結びつけに期待
2021年07月15日 17:20
10名の医師が参考になったと回答
国立がん研究センターは本日(7月15日)、7月1日より「橋渡し研究推進センター」(千葉県柏市)を開設したと発表した。
橋渡し研究推進センターは、国内外の高度かつ先進性の高い基礎研究成果や臨床現場のニーズに基づくシーズの発掘および育成を支援し、それらの臨床開発への展開を強化することを目的に発足した新組織。国立がん研究センター各部局(中央病院・東病院・先端医療開発センター・研究所)のノウハウを集約し、基礎研究から臨床開発まで切れ目のない橋渡し研究を支援する。がんに特化した開発企画、シーズ発掘・評価、プロジェクトマネージメントなど、研究支援業務の標準化や情報共有を図り、センター内外のシーズ保有者に、実用化に向けたワンストップサービスを提供する。さらに、国内外の大学等の研究機関や企業等との連携を積極的に推進し、シーズ育成に関わる専門人材育成の拠点形成を目指す。