標準療法へのポラツズマブ ベドチン上乗せ、20年ぶりにDLBCLの予後を有意に改善
2021年08月10日 16:36
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中外製薬は本日(8月10日)、未治療のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を対象に、標準療法であるR-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシンおよびプレドニゾロンの併用)への抗CD79b抗体薬物複合体ポラツズマブ ベドチン(商品名ポライビー)の上乗せ効果を検討した第Ⅲ相ランダム化比較試験POLARIXの結果を報告。主要評価項目である無増悪生存(PFS)の有意な延長が示され、安全性も従来の臨床試験と同様であったと発表した。結果の詳細は今後の学会で報告される予定。DLBCLにおいて、標準療法と比べて有意な予後改善が示されたのは20年ぶりだという。