天気痛には抗めまい薬の予防投与を!
2021年08月12日 17:55
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天気の崩れや台風の接近に伴う頭痛や肩こり、古傷が痛むといった痛みおよび随伴症状の悪化が知られており、気象関連痛(天気痛)と呼ばれている。天気痛に関する実態調査(天気痛調査2020)では、約8割もの女性が「天気痛を持っている」または「持っている気がする」と回答。しかし、天気痛患者の平均受診医療施設数は4.6施設と、治療に辿り着けない実態が明らかにされている。中部大学大学院教授で愛知医科大学客員教授の佐藤純氏は第55回日本ペインクリニック学会(7月22~24日、ウェブ併催)で、天気痛が起こるメカニズムや天気痛予報を活用した抗めまい薬による予防的治療などについて解説した。