コロナ感染拡大、一般病床の活用が喫緊の課題
日本における重症患者の最大収容能力を推定
2021年08月17日 18:26
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わが国では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数が増減を繰り返す中で、重症COVID-19患者に対応可能な病床数の十分な確保がなされたとは言い難い。名古屋大学病院救急科の山本尚範氏、春日井大介氏、小牧市民病院(愛知県)集中治療センターの尾崎将之氏らは、全米医学アカデミーが提唱するパンデミック対応の3段階のモデルを用いて、わが国のCOVID-19重症患者への対応能力を評価。その結果、医師数および看護師数が制限されている現状の医療体制では、限られたCOVID-19重症患者にしか対応できず、これを打破するには、一般病床とスタッフを重症者対応に転換する必要があるとした。詳細は Health Secur(2021年8月3日オンライン版)に掲載された(尾崎氏による解説コメントはこちら「"兵站"を整えてコロナとの戦いに勝つ」)。