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オンラインの言語訓練、満足度高く負担軽減

口蓋裂患児での有用性を報告

2021年09月02日 05:00

 昨年(2020年)は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による緊急事態宣言期間中に国内の多くの医療機関で外来診療を一時停止、削減する動きが見られた。愛知学院大学歯学部病院の言語治療外来も閉鎖を余儀なくされたため、通院する口蓋裂患児に対し、対面診察の代替として言語聴覚士(ST)によるパソコンやスマートフォンを活用したオンラインの言語治療・訓練(テレプラクティス:TP)を実施し、第61回日本先天異常学会(8月7~8日、ウェブ開催)で、言語聴覚士としてTPに携わった同大学心身科学部の早川統子氏がその有用性について報告。「TPに対する患児の保護者の満足度は極めて高く、症状(構音)が増悪した例もなかった。TPが他の先天異常の治療・訓練に応用されることが期待される」との展望を示した。

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