コロナの味覚・嗅覚障害は痩せ、若年に多い
1年後も8.8%に後遺症残存
2021年10月18日 17:04
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国立国際医療研究センター(NCGM)国際感染症センターの研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の回復後に生じることがある後遺症の持続期間や出現しやすい患者の特徴、危険因子を探る調査を実施。COVID-19回復後の患者457例を解析した結果、4人に1人が半年経過してもなんらかの後遺症を有しており、軽症者でも症状が長引く例があるとの結果を、査読前論文公開サイトMedRXiv(2021年9月23日オンライン版)に発表した。倦怠感、味覚・嗅覚障害、脱毛は女性で出現しやすく、中でも味覚・嗅覚障害は若年者、痩せ形に多く、QOLを著しく低下させる可能性があることも判明した。