早期からの厳格な血糖管理で網膜症を防ぐ
2021年11月24日 05:00
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糖尿病網膜症の病因は高血糖の持続による血管障害であり、高血糖特異的な合併症である。1型糖尿病、2型糖尿病のいずれにおいても血糖値を早期に正常化できれば発症や進展を抑制できる。第36回日本糖尿病合併症学会/第27回日本糖尿病眼学会(10月8〜9日、ウェブ併催)で総合東京病院副院長/糖尿病センター長の柴輝男氏は、糖尿病合併症予防における血糖管理の重要性を示したエビデンスを紹介するとともに、糖尿病網膜症の発症および進展の抑制を念頭に置いた薬物治療について解説。早期からの強力な血糖管理療法の必要性をあらためて強調した。