MPRは肺がん領域でも重要指標となるのか?
2021年12月13日 18:33
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がんに対する薬物治療の効果を病理学的に判定するMajor pathological response(MPR)は、術前補助療法後の残存腫瘍細胞が10%以下になることを指し、MPR達成が術後の良好な予後予測指標となりうる。比較的多くの患者で長期生存が見込める乳がんなどでは広く用いられているが、肺がん領域ではなじみが薄い。国立がん研究センター中央病院病理診断科長の谷田部恭氏は、肺がん領域における主要評価項目としてのMPRを設定する意義について、第62回日本肺癌学会(11月26~28日、ウェブ併催)で概説した。