難治性うつ病のrTMS療法、維持期の検証開始
国内外初、300例対象の多施設前向き試験
2022年05月19日 17:53
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治療抵抗性うつ病に対する反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法が2019年6月に保険収載され、約3年が経過した。現在、保険診療として実施できるのは急性期の6週後までだが、それ以降の維持療法期においても有効性が期待されている。国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部長/臨床心理部長の鬼頭伸輔氏は同センター主催の記者発表会(5月13日開催)で、300例を目標に維持rTMS療法の有効性を検証する国内外初の多施設臨床試験を開始すると発表した。なお、同試験は先進医療Bとして行われる。(関連記事:「うつ病の維持療法としてのrTMS」)