サル痘患者1000人超 29カ国に拡大、死者なし―WHO〔時事メディカル〕
2022年06月09日 10:50
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【パリ時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日の記者会見で、天然痘に似た症状の感染症「サル痘」について、通常感染の見られない29カ国で1000人以上の患者が確認されたと明らかにした。死亡例は報告されていないという。
テドロス氏は「サル痘が非流行国で定着するリスクは現実的になっている」と指摘した上で、「子供や妊婦を含む脆弱(ぜいじゃく)な集団に対するリスクを特に懸念している」と表明。「今後のまん延防止のため、感染が確認された国には全症例特定の努力を要請する」と述べた。
(2022年6月9日 時事メディカル)