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低血圧重症外傷に乳酸リンゲル大量輸液は禁忌!

西伊豆健育会病院病院長 仲田 和正

 2019年03月11日 17:06
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81名の先生が役に立ったと考えています。

 この数年で外傷の初期治療は驚くほど変わりました。隔世の感があるのは、特に「大量輸液の禁止」と、「トランサミンの使用」です。

 New Engl J Med2019; 380: 763-770)に「重症外傷患者の初期治療」の総説がありました。著者はハーバード大学教育病院MGHの救急外科ドクターです。

 NEJM総説「重症外傷患者の初期治療」最重要点は以下の9点です。

  • 低血圧外傷患者に乳酸リンゲル大量輸液(2Lなど)は禁忌!
  • 「低血圧の容認(permissive hypotension)」は戦場の標準治療!
  • 外傷でミトコンドリア破壊産物(DAMPs)が血中に出ると炎症、凝固障害起こす
  • 外傷後3時間以内にトランサミン1gを10分で投与、8時間以内にさらに1g投与せよ!
  • 最初のトランサミンを外傷後3時間以降に投与してはならない!
  • 駆血帯使用により四肢外傷による死亡率が減った
  • 最重症患者はダメージ・コントロール手術の後24時間以内に本格的手術
  • 低血圧の外傷患者到着数分内のFASTはバイタルと同様必須である
  • REBOAは横隔膜以下の出血で大動脈クランプに代わる手技

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