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子宮頸がんは撲滅可能、不作為は罪

神戸大学微生物感染症学講座感染治療学分野教授 岩田健太郎

 2019年04月01日 05:55
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51名の先生が役に立ったと考えています。

イメージ画像 © Getty Images ※画像はイメージです

研究の背景:ワクチンとがん検診で達成可能な子宮頸がんの撲滅

 子宮頸がんは(当然)女性の疾患だが、世界で毎年50万人以上が罹患していると見積もられる。女性人口10万人当たり14件の発生である。古典的な2価、あるいは4価のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンで70〜84%の子宮頸がんを予防でき、最新の9価のワクチン(日本未承認のGardasil 9)であれば90%の予防効果があるとされる。

 ただし、HPVワクチンは一度ウイルス感染が起きてしまうと予防効果は期待できない。よって、既に感染している女性についてはがん検診(スクリーニング)が重要となる。従来はPAPスメアを用いた細胞診でスクリーニングが行われていたが、HPVを直接検出する方法の方がベターだ。婦人科医などの診察がなくても、自分で検体を得ることができるのもHPV検査の利点だ。

 がん検診は先進国で63%、途上国で19%のカバー率と言われている。ちなみに日本の場合は4割程度と、先進国の中では受診率が低い。
http://www.gankenshin50.mhlw.go.jp/campaign_30/outline/low.html

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