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間質性肺疾患を非侵襲的に診断できるのか

 2019年04月17日 06:00
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研究の背景:普及が進むクライオバイオプシー

 間質性肺疾患(ILD)の診断は難しい。胸部高分解能CT(HRCT)において典型的な画像所見を呈さないことが多く、血液検査のみで確定診断を得るのは困難であり、気管支鏡検査を行っても検体が小さいため診断が付きにくいからである。故に、特に慢性線維性のILDに対しては、長らく外科的肺生検(SLB)がその診断の中心に鎮座していた。

 SLBとは、全身麻酔をかけて肺組織を外科的に採取することを意味する。非常に侵襲的であり、診断の目的のためだけに受ける検査としては、合併症がある患者や高齢者にとってハードルが高い。そこで登場したのが経気管支肺クライオバイオプシー(TBLC)である。

 TBLCは気管支鏡とそう変わらない。軟性クライオプローブの先端部が約-45℃の低温になるため、組織を凍結して周囲ごと引きちぎることで組織を採取できる。これにより、通常の気管支鏡では得られない大きさの組織が採取できる。

 国内でもILDの診断目的でTBLCを行う施設が増えてきた。欧州では、2015年の時点で既にTBLCの普及が進んでおり、気管支鏡による非TBLC(経気管支肺生検)やSLBの方がむしろ少数派となった(Respir Res 2018;19:141、図)。いずれ、日本もこれに追随し、TBLCが外科的肺生検の代替として位置付けられることが期待されている。

図. 欧州におけるIPF初期診断手技の変遷

23235_fig1.png

Respir Res 2018;19:141)

 さて、TBLCと現在のゴールドスタンダードであるSLBの間の診断不一致については、いまだ議論の余地がある。基本的には「おおむねTBLCでも診断可能」と考えられているが(J Thorac Dis 2017;9:2186-2203)、今回報告されたのは不一致率の高さについてである。Prosが台頭する領域に、突如舞い込んだConsである(Am J Respir Crit Care Med 2019年3月13日オンライン版)。

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