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転換期迎えたOA治療、次世代薬の実力比べ

国際変形性関節症学会(2019 OARSI)印象記

東京脳神経センター整形外科・脊椎外科部長 川口浩

 2019年07月25日 05:00
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全身療法から局所療法へのパラダイムシフト

 国際変形性関節症学会(OsteoArthritis Research Society International;OARSI)は、変形性関節症(OA)の唯一の国際学会である。今年(2019年)は5月2日~5日に、カナダ・トロントのシェラトントロントシティセンターで開催された。日本では10連休の最中に当たり、空港も機内も大混雑であった。

 ご存じの通り、OAは、四肢・脊椎全ての関節が罹患する疾患であり、その患者数は骨粗鬆症や関節リウマチ(RA)をはるかに上回っている。われわれ整形外科医が扱う運動器医療の領域では最大の疾患であり、その治療法の開発は国際的な課題といえる。

 骨粗鬆症やRAとOAとの大きな違いは、前者が全身疾患であるのに対して後者は局所疾患という点である。したがって、OAの治療法においては、従来の内服薬や血管内・皮下注射薬などの全身治療から、関節内注射薬や外用薬などの局所治療へのパラダイムシフトが起こっている。

 現在上市されているOA治療薬は、痛みを中心とする臨床症状に対する対症療法(symptom modification)の域を出ておらず、関節軟骨を保護・修復する原因療法(structure modification)が確立されていないのが現状である。

 今学会(OARSI 2019)は、このOA治療が国際的に大きな転換期を迎えていることを如実に示していた。軟骨再生医療をリードしていると思われていた韓国のinvossaの虚偽発覚・承認取り消しに関する問題、抗神経成長因子(NGF)抗体であるtanezumabの有害事象の問題、symptomとstructureの双方を改善する新薬であるlorecivivintの躍進、などが今学会のトピックスといえるであろう。

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