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次世代のバイオテクノロジーパイプラインを創出すべくシリーズB資金調達で2300万カナダドルを確保

ビジネスワイヤ | 2020.06.26 02:45

  1. ドライブ・キャピタルが主導した本投資ラウンドは、Chiesi Farmaceutici、グリーンスカイ・キャピタル、サイクリカ経営陣のメンバーが参加
  2. 調達資金によってサイクリカのAI増強型多重薬理対応創薬プラットフォーム、リガンド・デザイン、リガンド・エクスプレスが促進され、革新的な分権的提携モデルを通じて前臨床・臨床資産の拡大するパイプラインを前進させるための商業計画を推進

トロント--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ネオバイオテクノロジー企業のサイクリカは本日、2300万カナダドルのシリーズB資金調達を完了したと発表しました。本ラウンドはドライブ・キャピタルが主導し、Chiesi Farmaceutici、グリーンスカイ・キャピタル、サイクリカ経営陣のメンバーが参加しました。


サイクリカは人工知能(AI)とタンパク質生物物理学に深く根ざしており、これを革新的なビジネスモデルと結び付けることで、より良い医薬品の創薬における分権化を行なっています。開発中止率の低減と臨床段階までの開発スケジュールの短縮において持続可能な前進を促進するためには、サイクリカは創薬に対する前衛的で総合的な手法、しかも科学面と商業面でいずれも実現可能な手法が必要であると考えます。

本ラウンドの調達資金により、サイクリカの総合的なプロテオームワイド創薬プラットフォームをめぐる革新が継続的にサポートされ、その製薬業界における応用例が拡大されることになります。また農薬など、隣接分野への拡大もサポートされます。

この資金により、多くの治療分野で何百もの創薬プログラムを創出・所有するというサイクリカの商業戦略が促進されます。これらのプログラムは、一流研究機関からのスピンアウトや同機関との合弁企業の取り組みによって創出するものですが、主としてサイクリカ学術提携プログラム(CAPP)を通じて促進されます。

サイクリカは前進を見せる活発な創薬プログラム30件以上を抱えており、このポートフォリオを急速に拡大しているところです。サイクリカはこのポートフォリオを推進力に、早期段階および新登場のバイオテクノロジー企業との合弁事業の設立や提携を組み合わせながら、革新に勢いを付け続けていきます。最近の提携先には、EntheogeniX Biosciences、NineteenGale Therapeutics、Rosetta Therapeutics、マニン・リサーチとの合弁企業であるthe Rare Diseases Medicine Accelerator、ステルスモードの合弁企業2社が含まれ、これらは複数の治療分野で50件以上のプログラムを抱えています。

EntheogeniX Biosciencesの最高経営責任者(CEO)とATAI Life Sciencesの最高科学責任者(CSO)を務めるSrinivas Rao氏(MD、PhD)は、次のように述べています。「サイクリカの計算プラットフォームは当社の開発スケジュールを何カ月も短縮してくれ、当社は合成的に扱いやすく完全に新規のリードライク化合物を生み出すという当社の目的を達成することができました。医薬品デザインをめぐるサイクリカチームの柔軟性、スピード、情熱は一目瞭然であり、この熱意は当社による迅速な開発において重要な促進因子となってきました。」

ドライブ・キャピタルのパートナーを務めるMolly Bonakdarpour氏は、次のように述べています。「当社にとってのサイクリカの魅力は、その創造的で独自のビジネスモデルでした。同社は提携モデルを通じて複数の治療適応症で多様な資産ポートフォリオを生み出しました。同時に、同社は多国籍企業との協業を続けています。これらの企業はサイクリカのポートフォリオにとって戦略的な提携選択肢となります。サイクリカは、世界クラスのバイオテクノロジー企業を、その成功の確率を高めながら、実現しています。」

サイクリカの共同設立者で社長兼CEOのNaheed Kurjiは、次のように述べています。「サイクリカの気風のまさに中核にあるのが、患者さんを救うという揺るぎない願いであり、そのために総合的でありながらも個別化の手法を取ることで、より良い医薬品の創薬・開発を前進させています。当社はこうした意欲的な理念を推進するに当たり、しっかりした科学に根ざした高度に革新的なバイオテクノロジー企業と提携しており、それを実現するために当社のプラットフォーム、当社の応用科学者チーム、当社の外部パートナーネットワークを活用しています。スピンアウトや合弁事業を通じて新企業を生み出し、それらの規模拡大を支援することで、当社は次世代のバイオテクノロジーパイプラインを効果的に創出しています。」

サイクリカについて

サイクリカは、リガンド・デザイン(Ligand Design)とリガンド・エクスプレス(Ligand Express)に力点を置き、構造ベースのAI増強型コンピューター創薬プラットフォームを使用した多重薬理の手法を採用した初の企業です。サイクリカのプラットフォームは専有的な深層学習プロテオームスクリーニング技術MatchMaker™および分子特性を予測するための革新的な教師あり学習技術POEM™の力を活用したものであり、化合物のオンターゲットとオフターゲットの多重薬理プロファイル、さらにはその開発特性に基づいて、化合物を同時に優先順位付けすることで、新規のドラッグライク化学物質をデザインする上で、独特の適合性を示します。サイクリカはこの業界に深いルーツを持つ世界クラスのチーム、ファーストインクラスのプラットフォーム、革新的な分権的提携モデルにより、未充足の患者ニーズを満たすための優れた精度を持つ医薬品を創出しています。

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