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第63回日本呼吸器学会

乾癬に合併する間質性肺炎の特徴は?

 乾癬は全身の皮膚の境界明瞭な紅斑、厚い銀白色の鱗屑を特徴とする慢性炎症性皮膚疾患であるが、炎症は皮膚にとどまらず、全身の臓器や組織に及ぶ全身性炎症性疾患でもある。関節炎、心血管疾患、抑うつの他、まれに間質性肺疾患を合併する。乾癬の病態形成には炎症性サイトカインであるインターロイキン(IL)-17が深く関与していると考えられており、抗IL-17抗体が治療薬として用いられている。...

特発性肺線維症ガイドラインを6年ぶり改訂

 日本呼吸器学会は4月30日、『特発性肺線維症(IPF)の治療ガイドライン 2023(改訂第2版)』(以下、2023年版)を刊行した。改訂は2017年の初版刊行以来6年ぶりとなる。ガイドライン作成委員会の統括委員を務めた自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門教授の坂東政司氏が、第63回同学会(4月28~30日)で主な改訂ポイントを解説した。...

COPDの呼吸リハ、長期継続で効果持続

 昨年(2022年)、日本呼吸器学会の『COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン』が改訂された。運動療法を含む呼吸リハビリテーション(以下、呼吸リハ)が標準的治療として位置付けられ、安定期COPDに対する実施が強く推奨された(エビデンスの確実性A=強い)。平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック(愛知県)院長の平松哲夫氏は第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期に外来での呼吸リハを短期中断したことをきっかけに検証した、COPD患者における呼吸リハ継続の有効性について報告。...

難治性咳嗽の新薬と開発状況を解説

 難治性慢性咳嗽のファーストインクラスの薬剤として、選択的P2X3受容体拮抗薬ゲーファピキサントが昨年(2022年)4月に登場した。同薬を投与された患者ではプラセボに比べ咳の頻度を有意に減らす効果が示されている。ゲーファピキサントに続く新薬開発も活発化しており、将来的には治療選択肢の拡大も予想される。金沢大学病院呼吸器内科特任准教授の原丈介氏は第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で、ゲーファピキサントの臨床成績、新規P2X3受容体拮抗薬の開発状況や臨床試験結果などを踏まえ、それぞれの特徴や違い、期待について述べた。...

呼吸器科医の働き方改革の実際

 日本呼吸器学会の将来計画委員会では、学会員に対し働き方に関するアンケートを毎年実施している。同委員会委員で同学会男女共同参画委員会副委員長も務める山口赤十字病院(山口市)院長補佐の國近尚美氏は、第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で昨年(2022年)の第62回同学会会期中(2022年4月22~24日)およびオンデマンド配信中に実施したアンケートの結果を紹介。...

T2-low喘息、最新の治療知見を解説

 非好酸球性喘息(T2-low喘息)は症例が少なく、重症喘息患者の約5%とされている(Chest 2021; 160: 814-830)。フェノタイプの安定性が低いため診断が難しく、治療法が確立されていないなどの課題がある。近畿大学病院総合医学教育研修センターセンター長の岩永賢司氏は、第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)でT2-low喘息の実態と治療法について解説した。...

こう変わる!指定難病の診断基準

 厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会において、189の指定難病に関する(健康局長通知の)「診断基準等のアップデート案」に関する議論が行われ、疾患の概要や診断基準、治療法、用語などについて最新の医学的知見を踏まえたアップデート案が昨年(2022年)取りまとめられた。浜松医科大学臨床研究センター特任講師で、医系技官として2021年度に厚生労働省健康局難病対策課に勤務した安井秀樹氏は、第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で、指定難病のうち呼吸器領域に関連する「診断基準等のアップデート案」について紹介した。...

移行期医療、つまずきポイントの解消に挑む

 小児慢性疾患患者は、成長に伴い診療の場が小児科から成人診療科に移行する。その過渡期に行われる医療を移行期医療という。難病であった場合、成人医療への移行が進みにくいという課題があるが、中でも全国に150~200例しかいない希少疾患の先天性中枢性低換気症候群(CCHS)、成人医療の担い手確保が極めて困難である。東京女子医科大学足立医療センター周産期新生児診療部・新生児科講師の山田洋輔氏は第63回日本呼吸器学会(4月28~30日)で、オンラインカンファレンスを活用したCCHS移行期医療の取り組みを紹介するとともに、今後の課題について述べた。...

Ⅳ期肺がんの大規模データベースを構築

 近年、日常臨床で得られたリアルワールドデータ(RWD)を集積して大規模データベースを構築し、臨床判断などに利活用する研究が注目されている。ただし、RWDに基づくリアルワールドエビデンス(RWE)を有用なものとするためには、集積データの質を担保する必要がある。和歌山県立医科大学病院呼吸器内科・腫瘍内科講師の藤本大智氏は第63回日本呼吸器学会(4月28〜30日)で、西日本がん研究機構(WJOG)が実施中のⅣ期肺がんに関する大規模RWD創出研究REAL-WINDの進捗状況を報告。...

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