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STROKE 2023

福岡7施設の高精度データで脳卒中対策を

 健康寿命延伸の阻害要因である脳卒中に対し、発症予防や急性期医療の充実が喫緊の課題となっている。そこで重要となるのが、治療におけるエビデンス構築と臨床知見を検証するための、高精度で大規模なデータベースの確立である。福岡県では県内7施設において、2007年6月~19年9月に登録された発症7日以内の急性期脳卒中患者らの診療情報などを集積したデータベースを構築している〔福岡脳卒中データベース研究(Fukuoka Stroke Registry;FSR)〕。九州大学大学院医療経営・管理学教授の松尾龍氏は、STROKE2023(3月16~18日)でFSRの概要と今後の展望を解説した。...

脳梗塞に血管内治療単独療法は選択可能か

『脳卒中治療ガイドライン2021』では、主幹動脈閉塞を伴う発症6時間以内の脳梗塞例に対し、経静脈的血栓溶解療法(IVtPA)後の血管内治療実施を推奨している。しかし、日本医科大学病院脳神経内科講師の鈴木健太郎氏は、主幹動脈閉塞例に対するIVtPAは再開通率が低く、頭蓋内出血合併への懸念が強いと指摘。...

日本の脳卒中急性期リハの実態が明らかに

「脳卒中急性期リハの均てん化および標準化を目指すプロジェクトチーム」(チーム長:国際医療福祉大学リハビリテーション医学教室教授・角田亘氏) は、全国の一次脳卒中センター(PSC)を対象に急性期リハビリテーション(リハ)の実態について調査、東京都済生会中央病院脳神経内科医長の大木宏一氏がその結果をSTROKE 2023(3月16~18日)で報告した。...

適切な患者選択で虚血性イベントの予防可能

 近年、狭窄度が軽度で症候性の内頸動脈狭窄症が増加している。富山大学病院脳神経外科講師の柏崎大奈氏らは同科を受診した症候性軽度内頸動脈狭窄症例を対象に臨床的特徴や適切な治療法などについて検討。「症候性軽度内頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜剝離術(CEA)は適切な患者選択により虚血性イベントの長期的な予防が可能である」とSTROKE 2023(3月16~18日)で報告した。...

心房細動関連脳卒中の重症度、転帰は改善

 国立循環器病研究センター脳血管内科部長の古賀政利氏らは、20年以上にわたり日本脳卒中データバンクに登録された症例を解析し、心房細動関連脳卒中の発症時重症度、退院時機能転帰の推移、関連因子などについての結果をSTROKE2023(3月16~18日)で報告。心房細動関連脳卒中の発症時重症度、退院時機能転帰は経年的に改善傾向にあった。...

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