パッチテストのICDRG新基準、改訂ポイントを紹介 100年以上の歴史を有するパッチテストは、現在も接触皮膚炎の原因を特定する上で有用な検査として活用されている。しかし、判定のばらつきという課題があるため、明確で再現性の高い基準を目指し、「国際接触皮膚炎研究班(ICDRG)判定基準第3版」(以下、第3版)が2025年に発表された(Dermatitis 2025; 36: 440-446)。ながたクリニック(新潟県)副院長の伊藤明子氏は第125回日本皮膚科学会(6月11〜14日)で、新基準について解説。より正確な判定につながるよう、紅斑や浸潤が占める面積の目安が具体的に示されたことなど、特に注目すべき改訂ポイントを紹介した。・・・ 初の手引き策定で変わる金属アレルギー診療 金属アレルギーはアクセサリーや家庭用品の他、医療用金属材料が原因となる身近な疾患だが、検査方法や管理の標準化が進んでいなかった。こうした状況を受け、厚生労働科学研究班による初の『金属アレルギー診療と管理の手引き 2025』(以下、『手引き2025』)が発表された。第125回日本皮膚科学会(6月11〜14日)で、作成に携わった神戸市立西神戸医療センター皮膚科部長代行の鷲尾健氏が『手引き2025』のその概要と臨床上の意義を解説した。・・・ 蕁麻疹の新GL、これが日常診療直結ポイント! 今年(2026年)4月に『蕁麻疹診療ガイドライン2026(第4版)』(以下、第4版)が発表された(日本皮膚科学会雑誌2026: 136; 375-493)。前ガイドラインから8年ぶりとなる改訂のポイントについて、ガイドライン策定委員会のメンバーで大阪医科薬科大学皮膚科学准教授/アレルギーセンター副センター長の福永淳氏が第125回日本皮膚科学会(6月11〜14日)で解説。病型分類や病名の変更、病歴に基づく検査選択、生物学的製剤を組み込んだ治療アルゴリズムなど、日常診療に直結するポイントが紹介された。・・・ 2026年開催学会レポート一覧に戻る