長時間のメディア利用で不健康に?―小学生調査、地域ぐるみで対策

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 小学生を対象とした調査から、長時間のメディア(テレビ、ゲーム、インターネットなど)利用と不健康な生活習慣や心の不調との関連が示され、家庭と地域が連携して対策を講じる必要性があると、富山大の研究グループが発表した。

 研究グループは、富山県内の小学4~6年生1万2611人を対象にした調査データを分析。メディア利用時間と生活習慣、健康状態、家庭環境などとの関連について調べた。

 その結果、平日の娯楽目的でのメディア利用が3時間以上の児童は約3割を占めた。長時間利用者は、就寝時間が遅い、運動不足、いらいらしやすい、学校に行きたくない、授業の理解度が低い、親子の会話がない―といった児童に多かった。

 また、メディア利用に関するルールのない家庭が多い学校区では、少ない学校区に比べ長時間利用者が多く、研究グループは「家庭レベルではなく、地域ぐるみで長時間のメディア利用への対策を考えるべきだ」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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