介護状況を簡易に評価

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 介護者の状態や負担感を簡易に評価できる質問票を作成したと、国立長寿医療研究センターなどの研究グループが発表した。

 家族の介護は自己肯定感の向上などを得られる半面、介護者の心身の健康を損なう、経済的負担が増えるといった負の影響もある。介護者の状態を評価し、必要に応じて支援に結び付ける質問票「CRA―J」があるが、質問が18項目と多く煩雑だった。

 研究グループは、65歳以上の家族を介護している成人934人(平均年齢58.8歳、女性50.2%)のCRA―Jの回答を基に、10項目の質問を抜粋して短縮版(50点満点)を作成した。検証の結果、短縮版でも介護状況、負担感、肯定感などが適切に評価できた。また、介護負担の重さが中程度(31~40点)以上の人で抑うつ状態が多かったことから、研究グループは「高リスク介護者の判定に有用」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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