3年生存率が30%程度といわれる予後不良な重度肝硬変(非代償性肝硬変)。現時点で有効な治療法はなく、重症化すると根本的な治療法は肝臓移植に限られる。武蔵野赤十字病院(東京都)消化器科部長の黒崎雅之氏は、ギリアド・サイエンシズが10月4日に開催したメディアセミナーで講演し、C型慢性肝炎が進行した非代償性肝硬変の治療の実態を解説するとともに、今後実用化が期待される新規治療法への期待を語った。