メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療に変革をもたらしたが、がん治療でも有望な結果が期待される。米・モデルナおよびメルクは、悪性黒色腫に対するmRNAがんワクチンmRNA-4157/V940+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用術後補助療法の有効性と安全性を検討する、非盲検の第Ⅱb相ランダム化比較試験KEYNOTE-942/mRNA-4157-P201の結果を報告。ペムブロリズマブ単独群と比較して無再発生存(RFS)を有意に延長、再発/死亡リスクが44%減少したことを明らかにした。