メタバースでの認知行動療法、軽症うつに有効?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 うつ病患者の約8割は非重度であり、またうつ病の診断基準すら満たさない"閾値下うつ"の人数はうつ病患者の約10倍とも報告される。こうした「軽症うつ」治療の第一選択は薬物療法ではなく、認知行動療法(CBT)などの心理的支援が諸外国の主要ガイドラインでも推奨される一方、日本では現状、安価で質の高いCBTをどこでも気軽に受けられる環境にはない。東京歯科大学市川総合病院精神科准教授の宗未来氏は、インターネット上の仮想空間「メタバース」での大規模遠隔集団CBTによる抗うつ効果を検討するランダム化比較試験(RCT)を実施し、その結果を第20回日本うつ病学会(7月21~22日)で発表した(関連記事「メタバース、医療サービスとして現実的に」)。

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