胆石症は良性のケースが大半を占めるにもかかわらず、英国などでは外科的手術が標準治療とされている。しかし、術後の合併症リスクや疼痛、医療費などの観点から、保存的治療と手術で患者のQOLや質調整生存年(QALY)にどの程度の差があるのかが疑問視されている。英・NHS GrampianのIrfan Ahmed氏らは、合併症のない胆石症患者に対する両治療法による患者QOLやQALYを多施設並行群間実用的ランダム化優越性試験で検討。結果をBMJ(2023: e075383)に報告した。