膵・消化管神経内分泌腫瘍患者へのルタテラ、一次治療でリスク72%低下

ノバルティス ファーマ

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 ノバルティス ファーマは2月7日、ソマトスタチン受容体陽性かつ高分化型(グレード2および3)の進行性膵・消化管神経内分泌腫瘍(GEP-NET)患者を対象とした第Ⅲ相試験NETTER-2において、 一次治療としてのルタテラ(一般名ルテチウムオキソドトレオチド)と長時間作用型オクトレオチドの併用投与が、高用量の長時間作用型オクトレオチドの単独投与と比較して疾患進行または死亡のリスクを72%〔ハザード比(HR)0.28、95%CI 0.18~0.42、P<0.0001〕軽減したと発表した。

 なお同試験において新たな安全性所見は認められず、これまでの臨床試験と一致していた。ルタテラ群と対照群との比較で最もよく見られた有害事象は悪心(27.2% vs. 17.8%)、下痢(25.9% vs 34.2%)、腹痛(17.7% vs. 27.4%)で、グレード3以上の有害事象はリンパ球数の減少だった(5.4% vs. 0%)。

 NETTER-2は全生存期間および長期安全性を含む副次的評価項目をさらに評価するため、進行中だという。

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