血漿分画製剤の需要増、献血の推進を!

CIDPなど神経疾患の治療にも使用

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 血液製剤は、輸血用血液製剤と血漿分画製剤に大別され、献血血液の54.7%が血漿分画製剤として使われている。血漿分画製剤の一種である免疫グロブリン製剤の医療需要は年々増加しているものの、少子化の影響などにより30歳代以下の献血者数は減少しており、十分な供給量の確保が危ぶまれている。こうした状況を踏まえ、武田薬品工業、日本血液製剤機構、KMバイオロジクスで構成する血漿分画製剤認知向上委員会は7月17日、メディアラウンドテーブルを開催。千葉大学大学院脳神経内科学准教授の三澤園子氏は、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)治療において血漿分画製剤が果たす役割について解説するとともに、血漿分画製剤の認知向上と献血の普及啓発を訴えた(関連記事「10歳代の献血者数、2年連続で増加傾向」)。

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