テキサス州、中絶禁止後に乳児の死亡が1割増

先天異常による死亡は2割増

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 米・テキサス州では、先天異常を認める場合でも胎児の心拍検出後の人工妊娠中絶を禁止する州法が2021年9月に施行されたが、出生後の児に対する影響は明らかではなかった。米・Johns Hopkins University Bloomberg School of Public HealthのAlison Gemmill氏らは、中絶禁止と同州における乳児死亡率との関連を検証する目的で、集団ベースのコホート研究を実施。その結果、州法施行後にテキサス州の乳児死亡および新生児死亡の数は12.9%、死亡率は8.3%増加したことをJAMA Pediatr2024年6月24日オンライン版)に報告した(関連記事「米・中絶禁止令が産婦人科医に及ぼした影響」、「中絶医療の制限で女性の自殺率上昇」、「NEJMが中絶否定の米最高裁判決を非難」)。

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