青少年自殺者、6割が精神的問題で受診せず

米・10~24歳の自殺者4万人超の横断研究

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 自殺は米国の青少年の死因として、10~14歳で第2位、15~24歳では第3位を占める。精神疾患は自殺の危険因子だが、青少年自殺者のうちメンタルヘルスの障害や精神疾患の診断歴がある割合は半数に満たないことが課題となっている。米・Emory University School of MedicineのSofia Chaudhary氏らは、米疾病対策センター(CDC)の全米暴力死報告システム(NVDRS)に登録された10~24歳の青少年自殺者4万618人のデータを後ろ向きに解析する横断研究を実施。その結果、6割は精神衛生上の問題の診断を受けておらず、特に人種的マイノリティーや銃器使用者で割合が少なかったと、JAMA Netw Open2024; 7: e2423996)に報告した。(関連記事「全米の自殺者増加に歯止めかからず」)

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