米・Surveillance and Health Equity Science, American Cancer SocietyのHyuna Sung氏らは、米国における25~84歳のがん患者約2,400万例を対象に34種類のがんの発症率および死亡率の傾向を出生コホート別に調査した。その結果、17種類のがんでは1990年ごろに生まれた若者で罹患率が上昇しており、中でも小腸がん、腎臓および腎盂がん、膵臓がんなどの罹患率は1955年ごろに生まれた人たちと比べて約2~3倍高かったとLancet Public Health(2024; 9: e583-e593)に報告した。