人工弁周囲逆流にTAV in TAVが有効

経カテーテル大動脈弁置換術の合併症対策

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 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)後に高頻度に生じる人工弁周囲逆流(paravalvular leak;PVL)は予後不良因子であるため対策が重要になる。群馬大学病院循環器内科の長坂崇司氏は、留学先の米・Cedars-Sinai Medical CenterにおいてTAVI後のPVLに対し、バルーン拡張型人工弁SAPIENを用いたTAV-in-TAV(再TAVI)を施行した連続31例を後ろ向きに検討。その結果、「PVLに対するバルーン拡張型弁による再TAVI後の2年全死亡率は16.1%と、許容できる治療成績が得られた」と第72回日本心臓病学会(9月27~29日)で発表した(関連記事「AIでTAVI後の高リスク群が判明」)。

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