欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2022)消化器注目3演題 国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科/消化管内科 山本 駿 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする この数年間は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるパンデミックの影響で、学会会場で直接コミュニケーションをとる機会が極端に減っていました。しかし最近、徐々にではありますが、ハイブリッドでの学会開催など直接会って議論をする機会が増えつつある印象です。 毎年秋に開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)と並んで腫瘍内科医にとっては重要な学会です。ESMOでは標準治療を変える第Ⅲ相試験の発表や、次相につながる第Ⅰ/Ⅱ相試験の発表等が毎年報告されます。 個人的にも初めて参加した国際学会がESMO(2019年、バルセロナ)で、目の前でClarIDHy試験やATTRACTION-3試験の結果が発表され、強烈な印象を受けたことを記憶しています。 今回のESMO 2022(9月9~13日)では、次の治療開発につながりうる有望な消化器がんの演題が複数報告されましたので、主な3演題について解説します。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×