近年、日本では外科医師数が減少傾向にあり、将来的には外科医療の安定的な供給も危ぶまれる状況にあるとされる。外科が敬遠される理由として、長時間勤務によるワークライフバランスの乱れや女性医師への配慮不足などを指摘する声もあるが、消化器外科医同士で結婚し、キャリア形成と家庭生活を両立させている医師もいる。そうした1人で茨城県厚生連JAとりで総合医療センター(茨城県)外科科長の長谷川芙美氏に、消化器外科医師夫婦における仕事と育児のリアルな両立法を聞いた。