糖尿病「ダイアベティス」への改称に抵抗感

賛成医師の一部も会話では「糖尿病」を使用

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 糖尿病診療をめぐっては、疾患の治療だけでなく、糖尿病を有して生活をしている人々(以下、糖尿病患者)に向けられる差別や偏見の解消も課題となっている。近年、日本糖尿病学会とJADEC(日本糖尿病協会)は糖尿病スティグマの除去を目的として、糖尿病の呼称を「ダイアベティス」とすることを提唱しており、一般市民やメディア向けのセミナーを実施している。一方、医師たちが呼称変更をどう捉えているかはあまり知られていない。Medical Tribuneウェブ医師会員を対象に行った調査では、呼称変更に対する賛成以外の回答が8割を超え、さらに賛成派の医師の4割超が「患者とは『糖尿病』を用いて会話する」との意向を示し、新呼称に対する抵抗感が依然強い状況がうかがわれた(関連記事:「本音も!糖尿病からダイアベティスへの変更」)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする