統合失調症患者への栄養指導介入で体重減少

 日本精神科病院協会と日本臨床精神神経薬理学会が発足させた抗精神病薬治療と身体リスクに関する合同プロジェクト委員会では、統合失調症患者を対象としてわが国の診療実態に即したメタボリックシンドローム予防に関する介入法を検討する目的で調査を施行。その知見を基に国立精神・神経医療研究センター臨床研究計画・解析室長の菅原典夫氏らは、統合失調症患者における栄養指導介入法について検討した結果、「統合失調症患者において栄養指導と体重手帳による介入で有意な体重減少が認められた」と第114回日本精神神経学会(6月21~23日)で報告した。(関連記事「外来と入院で異なるメタボ率」「抗精神病薬が安静時心拍数を増加」「統合失調症患者の命と健康への提言」)