アレクチニブ、アジア系肺がんでも予後改善

 アジア系の未治療ALK融合遺伝子陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とした第Ⅲ相試験ALESIAにおいて、第二世代ALK阻害薬であるアレクチニブが第一世代ALK阻害薬クリゾチニブと比べて無増悪生存期間(PFS)を有意に改善することが示され、グローバル第Ⅲ相試験ALEXと一貫した結果が得られた。中国・Sun Yet-Sen University Cancer Center のLi Zhnag氏が欧州臨床腫瘍学会アジア大会(ESMO Asia 2018、11月23~25日、シンガポール)で報告した(関連記事:「アレクチニブ、ALK陽性肺がんで4年PFS 52%」)。