国内初、下水からコロナウイルス検出
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富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科講師の端昭彦氏らは6月16日、富山・石川両県の下水処理場を対象とした調査研究により、下水処理場流入下水から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)遺伝子の検出に成功したと発表した。下水処理場を対象とした調査では国内初の事例で、下水のSARS-CoV-2モニタリング(疫学調査)が有効である可能性を示す成果だという。研究の速報版は査読前論文公開サイトmedRxiv(2020年6月11日オンライン版)に掲載された。(関連記事「下水疫学調査で新型コロナの流行状況把握を」)