新型コロナ「回復期血漿療法」に学会が見解

 回復期血漿療法は、ウイルス感染から回復した患者の血漿を輸注する治療である 。日本輸血・細胞治療学会新鮮凍結血漿使用ガイドライン小委員会(以下、同委員会)は6月24日、回復期血漿療法の新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)に対する有効性に関する見解を公式サイトで公表した。症例報告および臨床試験13件を検証し、手厳しい評価を下した。実施する場合の注意点にも言及している。(関連記事「COVID-19患者への血漿療法に有効性見られず」「COVID-19重症例に回復例の血漿投与が有益か」)