sotorasib、KRAS変異NSCLCで深く長期に奏効

 KRAS G12C変異は非小細胞肺がん(NSCLC)の約13%に認められ、腫瘍細胞の増殖活性に寄与するものの、有効な治療法は確立されていない。米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのBob T. Li氏は、KRAS G12C阻害薬sotorasib(AMG 510)の抗腫瘍効果と安全性を検証したCodeBreaK 100試験第Ⅱ相パートのNSCLCコホートにおける結果を世界肺癌学会議(WCLC 2020、1月28~31日、ウェブ開催)で発表。同薬投与により、早期かつ深い長期間の奏効など有望な成績が示されたと報告した(関連記事「KRAS変異を標的としたがん治療を展望」)。