急性膵炎後の被包化壊死、致命率など判明

 被包化壊死(WON)は、急性膵炎における代表的な後期合併症で、致命率が高く適切な治療戦略が求められる。東北大学大学院消化器病態学の菊田和宏氏は、急性膵炎に関する全国調査のデータからWONの発症率や治療内容、致命率などを検討。その結果を第57回日本腹部救急医学会(3月11~12日、ウェブ開催)で報告した。(関連記事「致命率低下の急性膵炎に残された課題とは?」)