家庭血圧は再現性高いが定期的測定が必要

 家庭血圧は自動診察室血圧(AOBP)、診察室血圧と比べて個々人の血圧の再現性が高い。帝京大学衛生学公衆衛生学講座准教授の浅山敬氏らが多施設共同観察研究COSACの結果を第43回日本高血圧学会(10月15~17日、ウェブ開催)で発表した。ただし、再現性は1年間隔で低下し、家庭血圧に影響を与える因子が多いことから、高血圧診療では家庭血圧の定期的な測定が重要だとしている。なお、結果の詳細はJ Hypertens2021年10月5日オンライン版)に掲載された。(関連記事「自動診察室血圧は家庭血圧の代替指標でない」)